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■詩 No.021

「グレーヴ広場の太陽
〜ヴィクトル・ユゴー「死刑囚最後の日」に寄せた推薦詩〜」
1995.10.27


太陽は現在(いま)もそこを照らしているだろうか――

永い年月の末に繰り返す後悔と絶望の涙によって
血塗られた敷石はすっかりと雨に洗い流され
またその間には太陽の熱によって
様々な美悪徳の歴史も同時に蒸発し尽くしたのである

哀しみと絶望と嘲笑の歴史の中で唯一光彩を放ち
何百年か前まではどの瞬間も
栄光と名誉と威厳と羨望とに満ち溢れていた
しかしほんの一瞬の誤謬によって
それは恐ろしくも残忍な凶器と化したのである
それでも一部の賢者の痛切な愛と酌量の叫びによって
今日では沈黙を守るまでに至った

現代への過去の流出が始まる今日
この時こそお前が必要なのだ
数多(あまた)の栄光の目撃者たる太陽よ!
お前なら知っているだろう?
これほどまでに不幸な私を――
私は知っている
お前が至上最悪の差別主義者だということを!
お前はかつてこれほど深い静寂に包まれた私を
照らしたことがあっただろうか?
知らない方が良いのかもしれない
私の中でお前の終焉を迎えることがないように
せめて今しばらくは知らないままでいよう

また祈っていようか……



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