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■音楽レビュー No.039

「INNER VISIONS」/STEVIE WONDER


 1950年、ミシガン州に生まれ。出生と同時に失明した彼は幼い頃からボンゴ、ピアノ、オルガン、ドラムなどを独学で習得。モータウンと契約し、1962年、12歳でリトル・スティーヴィー・ワンダーとしてデビュー。「Fingertips」等のヒットで 注目を集めた後、1964年に名前をスティーヴィー・ワンダーに改める。


 ……とツタヤのサイトにはあった(省略爆)。
最盛期、「グラミーはスティーヴィーのために存在する」とまで言わしめた、グラミー賞の常連。盲目の音楽的天才。数多くの大ヒットアルバム群の中で、僕は、今回ご紹介する73年発表のグラミー賞最優秀録音&アルバム「INNER VISIONS」と、72年に発表された「TALKING BOOK」、74年発表の「FIRST FINALE」を持ってます。いわゆるスティーヴィーの三部作と呼ばれるアルバムです。もう2枚のアルバムも名曲揃いでどうしようもないくらいなのですが、今回はビギナーでも最も聴きやすいと思われる、この「INNER VISIONS」をご紹介しておきます。

 全体的に、ブラック・ミュージックであるし、時代背景もあるが、なんと言っても決定的にブルーな気分になるのが、「ALL IN LOVE IS FAIR(恋)」である。なぜか!?それは、僕が彼女に振られたときに一晩中聴いてた曲だからさ! ( ̄^ ̄)
 って、もうこの話題はいいか・・・。あと「GOLDEN LADY」って曲も好きでした。後半転調で音階が上がる部分なんて最高に打たれます。腰から砕け落ちます。

 誰か外タレがカバーしてたけど、「HIGHER GROUD」や「JESUS CHILDREN OF AMERICA(神の子供たち)」なんて、ファンキーで超最高だし、「DON'T YOU WORRY 'BOUT A THING(くよくよするなよ)」とかもかなりいい曲です。ていうか全曲いいです(爆)。こんな時代によくこんなメロディーを歌うなぁと未だに驚きを隠せません。

 「LIVING FOR THE CITY(汚れた街)」は当時問題作として話題になりましたが、歌詞も「彼が住んでいる地域では黒人は雇ってもらえないのさ/そう、それでも何とか街で生きている・・・/(中略)かろうじて大都会で生きている」と、ソウルフル(魂)に歌いあげる。

 先の2枚にも「YOU HAVEN'T DONE NOTHIN'(悪夢)」や、「YOU ARE SUNSHINE OF MY LIFE(サンシャイン)」、「SUPERSTITION(迷信)」などの名曲が収録されているし、「ISN'T SHE LOVELY」、「I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU(心の愛)」、「A PLACE IN THE SUN(太陽のあたる場所)」などの名曲、ダンサンブルな「PART-TIME LOVER」や、しっとりとした「FOR YOUR LOVE」なんかもいい。とにかく全作品聴きたくなるくらいいい。好きなアーティストベスト10に入っちゃいます。

 とにもかくにもこの「INNER VISIONS」。モータウンやソウルナンバーの枠を超え、音楽史上に際立って名を残すこのアルバムは、天才黒人アーティスト、スティーヴィーの名を全世界に知らしめた歴史的名盤として次世代にまで語り継がれることだろう。

 このアルバム発表当時(73年)、実にスティーヴィー23歳の仕事であった。


【関連サイト】

・a.k.a.PEPSI's Wonderland 個人サイト。スティービー・ワンダーの年代別バイオグラフィー。
・Stevie Wonder biography 個人サイト。スティービー・ワンダーのバイオグラフィー他。
・OOPS! スティービー・ワンダーの全ディスコグラフィーと個人のレビュー。
・「INNERVISIONS」 スティービー・ワンダー「INNERVISIONS」の個人レビュー。
・Stevie Wonder スティービー・ワンダーについて(goo)。
・Stevie Wonder スティービー・ワンダーについて(エキサイト)。

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