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■音楽レビュー No.026

「GIGS 〜JUST A HERO TOUR 1986〜」/BOOWY


 ついに出るらしいです。BOOWYは昔からの根強いファンを多く抱える、衰退の激しい日本のロック業界にあって、突出的な人気バンドとしていつの時代も、中学・高校に上がれば誰でもその名を知る、日本の巨大ロック産業の普遍なるデファクト・スタンダードだ。

 今回ご紹介するのは、取り急ぎ発売の決まった解散コンサート「LAST GIGS」のアルバムバージョンではなくて、割と全盛期?の頃の86年のライブ(武道館)盤です。タイムリーで聴いていなかった僕としては、録り直しも多く、音的にもライブをうまく演出したベスト盤のように愛聴していました。初めて触れたBOOWY作品でもあります。

 僕が中学3年のとき、ギターを買って初めて練習した曲が彼らの「NO NEW YORK」なのです。単純なコード(進行)ばかりの単調な曲でしたが、当時は指が思うように動かず四苦八苦した思い出があります。でも5月にギターを始めて、秋の文化祭(のオーディション)には他の候補曲も合わせて十分に間に合いました。当時ピック(ギターを弾くヤツ)コレクションをしていたことがあって、布袋オリジナルというのもよく買ったものでした(使わなかったけど>Gibsonのおむすび型・ミディアム愛用)。

 その後、メンバーの中間地点だった目黒や都立大学にあるスタジオ(リンキー・ディンク・スタジオでのナイトパック<24:00〜5:00>)等を利用するようになった、高校1年の文化祭においては、発表した4曲全てがBOOWYからのセレクションだった。全校(中学・高校)合わせたオーディションにて、「ONLY YOU」で予選通過2位を果たし、堂々の本番出場であった。 (-.-)y-゜゜゜

 ちなみに1位だったのは当時高校3年の、僕が大学1年のときの学園祭で、ジョー・サトリアーニのコピーバンドに誘ってくれることになる、スタインバーガー(ギター)の使い手の先輩(「えびす温泉(ANB)」数回戦勝ち抜きバンドのギタリスト)がいたバンドであった。その後の消息は六本木駅前のビルにあるBARでバーテンやってるという話を聞いて以来不明。

※スタインバーガーのイメージ写真は以下を参照してください!
http://www.gakki.com/shop3/import_electric_guitar.html

 そんな高校1年の文化祭のときの曲目は、「FUNNY BOY」、「BAD FEELING」、「JUSTY」、「CLOUDY HEART」でした。「FUNNY BOY」ではストロークとロック魂を学び、「BAD FEELING」ではカッティングとブラッシングを学び、「JUSTY」ではアームの使い方と速弾き系ソロを学び、「CLOUDY HEART」ではアルペジオとバイオリン奏法(弾きながら手元のボリュームかボリュームペダルを操作して最初のアタック音を消し、余韻のソフトな音だけ聴かせる奏法)を学んだ。

 同時に技術のなさを機材で補おうとあがいた時代でもあった。渋谷道玄坂上にあった日立情報システムズの社屋のビル掃除のバイトをガンガンしまくって(夏休みには新宿NSビルの蛍光灯の掃除に行っていました!)貯めたお金で、当時人気だったローランドのエフェクターのシリーズ「BOSS」から、使えそうな物(1台あたり6,000円〜13,000円くらいした)を6台くらい買って、繋ぎまくったら音が劣化した。

※複数機器縦繋ぎの際の電気抵抗の法則……。 (T-T) それもまた勉強になり、高校1年の1stライブまでに、「ZOOM」という一体型(ハーフラック)タイプのエフェクターを用意することになる(LUNA SEA のINORANも使ってた)。

※ローランド「BOSS」シリーズ… http://www.roland.co.jp/BOSS/index.html
※ZOOM… http://www.zoom.co.jp/
〜大学時代まで愛用した名機「ZOOM 9030」の画像( http://www.zoom.co.jp/japanese/whoisZoom/9030.gif )がアップされています。

 猫も杓子もBOOWYを聴いてた時代があった。僕らだけじゃなく、インディーズはもちろんのこと、プロになったヤツらまでBOOWY、というより氷室を意識した者は多かった。 ARB( http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/2889/ )の解散コンサートなんて、石橋凌が呼んだゲストである氷室やチャボ(仲井戸麗市)が登場したとき、解散そっちのけで盛り上がってました(笑)。

 氷室京介はとにかくかっこよかった。超かっこよかった。ヒーローだった。カリスマだった。そりゃ、男の俺様だってクローゼットの中に、「ロックンロールニューズメーカー」という雑誌の91年7月号の付録だったカレンダー型ポスター(氷室の顔アップ)を貼っちゃうってもんですよ(爆)!写真集だって買っちゃうさ、そりゃ(核爆)。高校1年の1stライブで「わがままジュリエット」を、高校3年の文化祭で「ジェラシーを眠らせて」を、高校卒業ライブで「ALISON」披露しちゃうっつーの(しつこい)!

 高校1年の文化祭のときは放送部(軽音楽クラブ的活動をしていました)のヤツが頑張ってくれて、ギター用アンプは人気の「ジャズコーラス120(ローランド)」で弾くことが出来た。おそらくGIGSで布袋が使っていたと思う(が定かではない)。その名の通り、オリジナルのスイッチをONにしたときの独特な"コーラス"サウンドが特徴の、トランジスタ系ではパワーのある方のアンプで、僕の好きなジャズギタリスト(兼ブラコン系シンガー)のジョージ・ベンソンも使用していました。

 これだけ熱狂したBOOWYでしたが、大学に進学したあたりからめっきり聴かなくなってしまった。今回のDVD発売が、思い出のアルバムをこじあけて、オモチャ箱をひっくり返したように僕らのまぶたの奥に再びよみがえることになるのだろうか……?


【関連サイト】

・BOOWY 東芝EMIによる、BOOWYオフィシャルサイト(ストリーミングあり)。
・BOOWY gooによるDVD紹介。
・追いかけネット BOOWYのディスコグラフィー。
・氷室京介 氷室京介公式サイト。
・氷室京介 氷室京介公式サイト(ユニバーサルミュージック)。

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