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僕が最も好きな邦バンドです。高校時代はよくコピーしたものでした。未だに好きです。Xが「紅」でメジャーデビューを果たし、イカ天ブームが起こるのを予期してか、そのかつてない勢いと、流行の変遷に伴い、解散していった大阪出身のメンバーで結成された、ヴィジュアル系?→ポップなジャパメタ&ハードロックバンドだとは思いますが、ちょっと一言では言えないジャンルですね。インディーズ時代とメジャーデビュー後第1弾のアルバムまでは、少なくとも純粋なジャパメタだったと言えます。でもこの彼らの最後のアルバム(ライブ版除く)となった通算4枚目のこのアルバムは、今でいう、ラルク・アン・シエルを彷彿させます。デビュー当時に「ヴィジュアル系」と評され、気分を害したという経験を持つ彼らもまた、一種独特の雰囲気があった時代があったが、共通しているのはプロデュースに関わった人物があのPINKの岡野ハジメ氏だったということも一つだろう。
本当にハマっていた頃は、「東のBOOWY、西のDEAD END」なんて呼んでいたほど、好きでした。ラルクやルナシーがボーカルと楽曲のセンスだけで人気を保っているのに対し、DEAD
ENDはボーカルはもちろんのこと、他のメンバーにかなりの特色があった。殊ギターやドラムに関してだけでも、彼らは曲の1番と2番で同じ進行の部分を演奏するとき、全く同じようには弾かなかった。打楽器であるドラムが、まるで歌うように、メロディを奏でるかのように、ロックバンドでは珍しいライド(ジャズ等で使用されることのある一番高い音が出るシンバル)などを多様し、当時の僕らを虜にさせたバンドです。
エロ・グロ・ナンセンス的な独特の世界観、洗練された演奏技術やサウンド、ナンパな商業ロックでは真似の出来ない気合の入ったグルーブ感、とてもメタルには聴こえないポップでキャッチー、そしてメロディアスでありながらクラシカルでもない、etc……、何をとっても、今聴き返しても色褪せない彼らの魅力の原因は一体なんなのだろうか?
西荻窪で行った高校卒業ライブでは、演奏した曲はほぼこのアルバムからのセレクトだった。1曲目に、非常にメロディアスなミドルテンポの「SO
SWEET SO LONELY」を、一層ドラマチックにするために前奏を2回繰り返して弾いた。他にもサイバーな感じのする「HYPER
DESIRE」や、ロックンロール・スピリット全開の「I SPY」、幻想的な「SERAFINE」など、卒業ライブではいづれもヘタクソなくせに楽曲に助けられ、大好評のうちに終わった。「I'M
IN A COMA」は、DEAD ENDを初めて聴く人にも印象の良い名曲だが、これは高校2年のときの外ライブ(都立大学駅から近くのホールにて)で演奏したものだった。ドラムの湊の叩くシャープなハイハットさばきと、美しいギターソロが印象的な曲だ。また、ソロ直後のサビ部でのアルペジオでは、効果的なディレイ(エコーみたいなもの)が使われている。一般的に付点四分音符遅れでディレイを重ねると、人間の耳に最も聴こえが良くなると言われているようだが、まさにピッタリと耳に入ってくる美しいアルペジオ(ロック調)だ。
ボーカルもギターもドラムもベースも、メンバー全員がスタジオ録音盤で見せるフィル(=おまけ譜?フレーズの合間に自然に入る手癖のようなもの)が、おそらく根強いファンを虜にさせる一要因であるのではないかと察します。ギターは普通、チョーキングすると思わずヴィヴラートをかけてしまうものだが、あえてかけずに緊張感を出したり、ピックストップ(ピックで弦の震えを止めて緊張感を出す)や、スクラッチ(弦をピックでこする)など全て基本的な奏法であるのに、一度彼らの手にかかると、まるで芸術作品のように見事に融合されてしまうのが不思議だった。
今年、彼らのライブ版のビデオ(絶版)がDVDで再発されたらしい。今度探してみようっと。ギターのYOUが弾くフレーズやサウンドは、僕のギター歴の中で最も影響を受けたものと言っても過言ではないだろう。
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