レビュー目次 / 音楽 /  / 映画 / 展覧会 / レストラン
■音楽レビュー No.007

「THE SWEETEST ILLUSION」/BASIA


 ポーランド出身の歌手。元マット・ビアンコの歌姫と聞けば思い出す方も多いでしょう。ベルリンの壁崩壊など東欧諸国変革の時代、活動拠点をイギリス、アメリカと移してゆく亡命者のような印象を受ける謎めいた美人歌手です。 
 本アルバムは彼女の3作目で、それまでの、マット・ビアンコ時代のKey奏者ダニー・ホワイト(後に結婚)の完全プロデュース作品とは雰囲気が変わり、ほぼ全曲彼女が仕上げることになるが、全編を通してエキゾチックな曲調に彼女の独特のスラヴ系訛りが見事にフィット。スキャットの部分などは、近いところでドリカムの吉田美和、あるいは往年のバーブラ・ストライサンドを彷彿とさせます。 
 どことなくスパニッシュ、ラテン、ボサノバetc……、そんなカフェ系の落ち着いた曲は、休日の昼下がりに聴きたくなるような気だるく甘いスパイスが利いてます。思わず「シェスタ」という言葉を思い出す。小林明子も歌のタイトルに使っていたが、「シェスタ」とはスペイン語でお昼寝の意味。通常冠詞を付けて「La siesta」と書きます。ローマ字っぽくて分かりやすいですね。

 僕が彼女の音楽と出会ったのは、大学1年の頃、ちょうどこのアルバムが発売されてまもない頃でした。その頃、親友Kのいた軽音楽サークルに途中入部した僕は、一緒にバンドを組んでくれる人を先輩たちに選んでもらってるところでした。結局親友Kがいた高校時代に姉妹校の1級上にいた女の先輩(帰国子女)がボーカルを務めるポップス系バンドに決定しました。実際の活動は夏合宿後の秋の学園祭からだったのですが、僕の前任はTOTOやドリカムなどを弾いてたらしく、随分緊張していたと記憶しています。

 僕もその役を引き継ぎ学園祭に出演しました。メンバーは1年が僕と親友K。ベースが2年の男、ボーカルとキーボードが2年の女子という、極一般的な5人編成のポップスバンドでした。このバンドでは、ラストに毎度恒例行事で、BOYS TOWN GANGの「君の瞳に恋してる」を弾くことになっていました。他にドリカムやデビー・ギブソンなんかをよく演りました。その年の学園祭には僕は、TOTOの「HOLD THE LINE」や、「STOP LOVING YOU」などを希望で出し演奏しました。バンド内では折りしも、バーシアの「drunk on love」が挙がっていました。

 大学2年の春(冬?)の学園祭でも、その曲を披露することになりました。この学園祭は会場の都合で1つのサークルから2バンドしか出場出来ないので簡単なオーディションがありました。僕らの選んだ曲がその中の1曲目、「drunk on love」。ギターに関してはソロ以外はノリだけ気をつけていれば問題なかった。しかしソロは初めて弾くジャンル。結構ジャジーな音とフレーズで、よく聴くとディミニッシュなどのテンションの利いたスケールを使用しています。ギターを弾かないバーシアの作曲センスを呪ったものでした(短いけど難しい!)。
 短いソロの後半から強めのアタックで弾き出すチョップ奏法(ピアノに例えると"オブリガード"=対旋律=主旋律の飾りの役目をする、音符に例えると小さな音符のあれです)の部分は結構、リミッターをかけていたので目立ったことかと思います。ボーカルに助けられて、案外うまくいったかも……?そうしてめでたく僕らは4年生のいない、1年生を含むバンドでは珍しくその学園祭に出場することが出来たのでした。
 
 まぁ、そんな感じでこのバーシアの「THE SWEETEST ILLUSION」ですが、僕なりにいっぱい思い出がつまったアルバムなのです。学生時代に、親友Kらの企画した、当時ヴェルファーレ向かいにあった「ヴェルヴェット」というクラブでのダンパの際に、僕らの演奏した「drunk on love」のダンス・バージョンをリミックスした学生DJがいました。結構その曲はかっこよかったです。誰かそれを聴いてた人っていないですか?とにかくバーシアの歌声はきれいです。上手いです。その一言に尽きます。


【関連サイト】

・ @ Victor Entertainment/ARTIST LIST ビクターのサイト。マット・ビアンコやバーシアについての情報。

一覧へ戻る >>


[Link] おいしい店 名言 アトピー 金券 冠婚葬祭 マナー 輸入ステッカー 草野球 大阪 吹田 seo対策 求人 薬剤師 サッカースクール 国際投資 神戸 観光 川越 賃貸 うつ病 転職 比較